バセドウ病と繊細さんの特殊能力

嗅覚の才能が開花しちゃった話。

バセドウ病と判明する前に、「繊細さん」という本が話題で、自分にも当てはまると思い購入したことがありました。 

 

「繊細さん」とは、音に敏感だったり、周りの人の機嫌を素早く感じ取ってしまったり、匂いにも過敏に反応してしまうなどがあるが為に、生きづらさを感じている人の事だと自分では解釈し、私の事だと思ったのです。

 

もともと、少しの音でも気になったり、大きな音にはビックリする事が多かったのと、

匂いでは、特に煙草の煙の匂いを敏感に感じとっていました。妊娠中は、かなり遠くで煙草を吸っている人もわかるほどでした。

 

その嗅覚が、最近また覚醒する出来事があったのです。

それは、友人とウォーキング中での事でした。街路樹でも よく見かける「イチョウの木」でした。 

行き慣れている公園では、イチョウの木の場所は、だいたい把握しているつもりでした。

毎年秋になると、実が落ち、踏まれて潰れ、強烈な匂いを発しているイチョウの木は、メスだと知り、街路樹にあるだいたいのイチョウの木は、実がならない方がオスだとわかりました。

 

公園の道を、いつものように通っていた時に

「あれ?この匂いって…」

今まで イチョウの木を見つけた事は、この辺りではなく、興味本位で探してみることにしました。

この匂いの正体は、本当にイチョウの木なのかどうかを確かめるために!(いい大人が何をしているんだか…)

しばらく探していると、やはりメスのイチョウの木がありました。宝探しをしているような気持ちになり、他の木も探してみる事にしました。

 

その後は、なかなか見つからず諦めかけた頃

「ん?」

私の鼻が匂いを捉えました。見える範囲にはイチョウの木は、ありません。

違ったかな?と思いながら、曲がり角を曲がると…やはりありました!

メスのイチョウの木が!目よりも先に、鼻で探す事が出来たのです。

イチョウの木の実が、強烈な匂いなのは動物から木を守る為だそうです。 私は、自分を守るために嗅覚を研ぎ澄まし、イチョウの木を見つける事が出来ました。

 

バセドウ病は、自分を攻撃してしまう病気ですが、繊細さんの特殊能力で 自分を守る事も出来ていると思います。

生きづらいと感じる病気も、能力も、今の私には必要なこと。

そう落とし込むと、少しだけ気持ちが楽になるような気がしました。

病気に前向きになれる時もあれば、後ろ向きになり、不安でどうしようもない時もあります。 

自分の軸がブレて仕方ない時は、何も考えず早く寝ること!

 

行ったり来たりしながら、バセドウ病と繊細さんの接点などを、これから研究していきたいと思います。