バセドウ病療養のため、退職したけど…

朝も、昼間も、電車も…なんか気まずい

体力が必要な仕事だったため、バセドウ病がわかってから退職しました。

「のんびり過ごす」

「無理はしないなら仕事を続けても良い」

「適度な運動はして良い」

かかりつけ医からは、そう言われていたけれど、仕事を考えると ただでさえ人手不足なのに無理しないなんて出来ないと思い 退職し、バセドウ病がすぐ治れば また復帰すれば良い、それまでゆっくりしよう!と決めたはずでした。

 

しかし、急にゆっくりしていいと言われても、 最初の2週間くらいは、ただ仕事を休めてラッキーくらいに思っていたけれど

だんだん、あれ?いつまでこうしてるのかな?

みんな働いているのに、私だけサボっているみたい… 

明日も、明後日も、明明後日も、何も予定がない、何をして過ごせばいいのか…

と、急に心細くて、気まずくて、周りの人の目が気になるようになりました。

 

朝は、学校や仕事に行く人が駅に向かう道を逆方向に歩き、なんとなく気まずい。

昼は、お年寄りしかお店にいない気がするし、出歩いている人も少ない気がして、気まずい。 

たまには、電車に乗って気分転換しようと出かけても、みんな忙しそうに見えるし、お昼休みには、たくさんの人が飲食店に並んでいるのを横目で見ながら、私は急いでないから、空いている時間でいいし…なんて入る気もないのに思い、また気まずい。

 

でも、こんなにのんびり出来る時なんて この先の人生で無いかもしれない、将来何があるかわからないのなら、この際開き直って この時間を 堂々と、ゆっくりしてやろう!と決めました。

 

コロナに罹患した時も、あんなに何も出来ない時間がツラいと感じていたのに、療養期間が終わったと同時に、いつもの家事が一気に押し寄せてきて、何も出来なかった時に少しだけ戻りたいと思った事がありました。

 

きっと、ゆっくりしたバセドウ病療養中の時間を、懐かしく思い出す時が来ると信じて、今はのんびりする事が、大切で必要だと思います。

 

私は、病気療養中! 
バセドウ病が良くなるために、今のんびりしなくてはいけないのだ!
悪いな…なんて思わなくていいのだ!

バカボンのパパみたいになってしまいましたが…

また ふと気まずいなと思った時に、このブログで宣言した事を思い出して、卑屈にならないように過ごしていきたいと思います。

 

そんな私の性格を良くわかってくれている友人たちが、ウォーキングに誘ってくれました。

話をしながら、たくさん笑い、自然の中を歩き、とても良い気分転換になっています。

 

バセドウ病と戦う気持ちでいましたが、自然に囲まれていると、なるようになる…自然には勝てないと思い知らされます。

戦わなくてもいい。戦わない自分を許してあげられるようになって来た気がしています。

 

考え方や行動までも、バセドウ病になった事で変わるきっかけになった意味を、これからも探して行きます。